家づくりを始めた頃、私はドラマに出てくるような、おしゃれで素敵な家に憧れていました。
ホテルライクな雰囲気や、生活感の少ないすっきりとした空間を見るたびに、
「こんな家に住めたらいいな」
と思っていました。
ところが、実際に間取りを考えたり、収納について考えたりするうちに、少しずつ家づくりに対する価値観が変わってきました。
今では、
「どう見せるか」よりも「どう暮らしやすくするか」
を考えることが増えています。
今回は、家づくりを進める中で私の価値観がどのように変わったのか、そして、その気づきを実際の間取りや収納の考え方にどう反映したのかをまとめます。
- 家づくりを始めた頃は「おしゃれな家」に憧れていた
- 間取りを考えて「自分は収納上手ではない」と気づいた
- 「収納量」だけでなく「片付けやすさ」を重視するようになった
- 我が家では「収納量を確保すること」を意識した
- 毎日使う物は「取り出しやすさ」も大切
- 「すべて隠す」より「見せてもいい物」を作る
- 一条工務店の施主さまのお家を見て感じたこと
- 子育てをすると、これからさらに物が増えていく
- 「次の子に使うかも」と思うと、子ども用品は簡単に捨てられない
- 収納を増やすことと、物を増やさないことは別
- 今だけではなく「これからの暮らし」を考える
- 家づくりで迷ったら「おしゃれ」だけでなく、この5つを考えたい
- 「おしゃれな家」から「無理なく暮らせる家」へ
家づくりを始めた頃は「おしゃれな家」に憧れていた
家づくりを考え始めた頃は、何よりも「おしゃれな家にしたい」という気持ちが強くありました。
特に憧れていたのが、
- ホテルライクな空間
- 生活感の少ないリビング
- 物が見えないすっきりした家
- インテリアに統一感がある家
です。
SNSなどで素敵な家を見ると、
「こんな家にしたい」
と思うこともありました。
もちろん、今でもおしゃれな家には憧れがあります。
ただ、間取りを具体的に考えるようになると、見た目だけでは決められないことが増えていきました。
「この収納、本当に足りるかな?」
「ここに物を置くことになったらどうなる?」
「子どもが大きくなったら、物はどれくらい増えるんだろう?」
そんなことを考えるうちに、少しずつ「おしゃれさ」以外の部分にも目が向くようになりました。
また、実際の暮らしをイメージすると、日常的に使う物まで全部隠そうとすると、取り出すことが面倒になったり、どこにしまったのか分からなくなったりすることもありそうだと感じました。
そのため、
「すべてを隠してすっきりさせる」ことだけが正解ではない
と思うようになりました。
毎日使う物は取り出しやすく、見えていても不自然にならないようにする。
そんな考え方も、家づくりを進める中で持つようになりました。
間取りを考えて「自分は収納上手ではない」と気づいた
家づくりを始めるまで、私は収納についてそこまで深く考えたことがありませんでした。
しかし、間取りを考えていく中で、
「自分は、きれいに収納し続けるのが得意ではないかもしれない」
と思うようになりました。
私は、物を捨てることもあまり得意ではありません。
「まだ使うかもしれない」
「高かったからもったいない」
と思ってしまい、なかなか手放せないことがあります。
そのため、家づくりをするようになってからは、
「今家にある物を、新しい家ではどこに収納するんだろう?」
と考えることが増えました。
物を減らせる人と、残しておきたい人では必要な収納も違う
家づくりでは、「収納は多ければ多いほどいい」と考えがちです。
でも、実際には、その人の物の持ち方によって必要な収納量は変わるのではないかと思います。
| 物の持ち方 | 家づくりで考えたいこと |
|---|---|
| 物をどんどん減らせる | 必要以上に収納を増やさない |
| 物を捨てるのが苦手 | ある程度余裕を持って収納を確保する |
| 子どもの物を残しておきたい | 将来増える物も考えておく |
| 趣味の物が多い | 専用の収納場所を考える |
私の場合は、どちらかというと「物を残しておきたいタイプ」だと気づきました。
だからこそ、収納については「必要最低限」ではなく、少し余裕を持たせることが大切なのではないかと考えるようになりました。
「収納量」だけでなく「片付けやすさ」を重視するようになった
最初は、
「おしゃれな家にしたい」
という気持ちが強かった私ですが、今は、
- 収納量をしっかり確保する
- 片付けやすくする
- 生活動線を考える
- 無理なく暮らせるようにする
ということを重視するようになりました。
きれいな収納を作っても、片付けるのが大変だったり、使う場所から遠かったりすると、結局物が出しっぱなしになってしまうかもしれません。
そこで、私は**「収納量」だけではなく「どこに収納するか」も大切**だと考えるようになりました。
「使う場所の近くに収納できるか」を考える
例えば、
- 帰宅したときのバッグや上着
- 子どもの着替え
- おむつ
- 日用品
- 掃除用品
- 季節用品
などです。
「収納できる場所があるか」だけではなく、
「それを使う場所の近くに収納できるか」
まで考えることが大切だと思います。
収納の大きさだけでなく、実際に暮らし始めてからの使いやすさまで考えると、収納場所や生活動線も重要になってきます。
我が家では「収納量を確保すること」を意識した
私自身が収納上手ではないと気づいたこともあり、我が家では、できるだけ収納量を確保することを意識しました。
例えば、洗面化粧台やシューズボックスは収納量を確保できるものを選び、キッチンについても収納スペースをしっかり確保するようにしました。
「収納は必要になってから考えればいい」とも思いましたが、後から収納場所を作るのが難しい場所については、最初の間取りや設備選びの段階でできるだけ確保しておきたいと考えました。
一方で、すべての物を収納できるようにしたわけではありません。
LDKの収納は「もう少しあれば」と感じる部分も
我が家では、LDKについては「もう少し収納スペースがあればよかった」と感じる部分もあります。
ただ、間取りの関係から、新たに大きな収納スペースを設けるのは難しい状況でした。
そのため、必要になった場合には、収納棚などを追加することを考えています。
最初からすべてを造り付けの収納で解決するのではなく、実際に暮らしてみて足りない部分を家具や棚で補うという考え方もありだと思っています。
今ある物を新居のどこに、どのように配置するのかをイメージしてみる。
それでも収納が足りなければ、必要になった時点で棚などを追加する。
このように考えることで、最初から収納を作りすぎることも防げるのではないかと思っています。
毎日使う物は「取り出しやすさ」も大切
収納について考えていると、
「できるだけ物を見せたくない」
という気持ちも出てきます。
でも、毎日使う物まで全部しまってしまうと、取り出したり片付けたりすることが面倒になることもあります。
そこで我が家では、毎日使うバッグやコートなどは、玄関横の収納スペースに置けるようにしました。
帰宅してすぐに収納できる場所があれば、リビングにバッグやコートを持ち込んで、そのまま置きっぱなしになることも減らせるのではないかと考えています。
それでも収納が足りなくなった場合は、必要になった時点で棚などを追加する予定です。
なるべく物を増やさず、必要な物だけを持つことも意識しながら、無理なく片付けられる仕組みを作っていきたいと思っています。
「すべて隠す」より「見せてもいい物」を作る
家づくりを進める中で、私は「物を隠すこと」だけにこだわらなくなりました。
すべての物を収納の中にしまえば、部屋はすっきりすると思います。
ただ、毎日使う物までその都度しまうことを考えると、私の場合はかえって面倒になりそうです。
そこで、
「しまう物」と「見せてもいい物」を分ける
という考え方もするようになりました。
一条工務店の施主さまのお家を見せてもらったとき、指輪をきれいに飾りながら収納しているのが素敵だと感じました。
その方法を一部真似して、私も指輪をあえて飾るように収納してみました。
また、写真もすべてしまうのではなく、部屋に飾っておくことでインテリアの一部になると感じています。
「収納する=すべて隠す」ではなく、見せてもいい物は、あえて出しておく。
そんな考え方も、家づくりを通して持つようになりました。
一条工務店の施主さまのお家を見て感じたこと
家づくりを進める中で、一条工務店の施主さまとお話しする機会がありました。
その方のお家は、とても整理整頓されていて、本当にきれいでした。
「こんなにきれいに暮らせたら素敵だな」
と思う一方で、
「自分にここまで維持できるだろうか……」
とも考えるようになりました。
そこで思ったのが、
「きれいに片付けられる人になる」より、「片付けやすい家を作る」ほうが自分には合っているのではないか
ということです。
収納が得意な人の家をそのまま真似するのではなく、自分たちの性格や物の持ち方に合わせて収納を考える。
これは、家づくりでは大切なことなのではないかと思っています。
子育てをすると、これからさらに物が増えていく
そして、実際に子育てをしていると、物が増えていくことを実感します。
今でも、
- 絵本
- おもちゃ
- 子どもの服
- おむつ
- 育児用品
などがあります。
さらに、SNSなどで便利そうな育児グッズを見ると、
「これ便利そう」
と思って、つい欲しくなってしまうこともあります。
子どもが成長すれば、必要になる物も変わっていきます。
これからは、
- 制服
- ランドセル
- 教科書・学用品
- 習い事の道具
- 季節ごとの衣類
など、さらに物が増えていくことも考えられます。
だからこそ、家を建てるときには、「今の荷物が入ればいい」だけではなく、数年後の暮らしも想像する必要があると感じています。
我が家では、屋外で使う物などを収納するための倉庫も、必要になったら購入する予定です。
最初からすべての収納を固定してしまうのではなく、実際に暮らしてみて必要な収納量を見ながら追加できるようにしたいと考えています。
「次の子に使うかも」と思うと、子ども用品は簡単に捨てられない
子ども用品は特に、
「また使うかもしれない」
と思うと、なかなか捨てられません。
ベビー服や育児用品など、状態が良いものなら残しておきたいと思うこともあります。
中には高かった物もあるため、
「まだ使えるのにもったいない」
と思ってしまいます。
もちろん、不要になった物を手放して物を減らすことも大切だと思います。
でも、私はすべての物を「使わなくなったらすぐ捨てる」という暮らし方には向いていないと気づきました。
だからこそ、
「物を減らすこと」だけを前提に収納を考えるのではなく、「ある程度物を残す可能性」も含めて収納を考える
ようになりました。
収納を増やすことと、物を増やさないことは別
収納をしっかり確保したいと思う一方で、収納が増えたからといって、物をどんどん増やしていいとは思っていません。
むしろ、収納にある程度余裕を持たせたうえで、
「これは本当に必要な物なのか?」
と考えながら物を増やしていきたいと思っています。
収納がギリギリだと、物が増えるたびに片付けにくくなってしまいます。
だからこそ、少し余裕のある収納を確保しながら、不要な物は増やさない。
「収納を増やすこと」と「物を増やさないこと」の両方を意識することが、自分には合っていると考えています。
今だけではなく「これからの暮らし」を考える
現在は赤ちゃんとの生活ですが、子どもが成長すれば必要な物も暮らし方も変わっていくと思います。
さらに、自分たちも年齢を重ねていきます。
もし家族が増えれば、必要な収納や生活動線も変わるかもしれません。
そう考えると、
「今の自分たちにぴったりの家」だけを考えるのではなく、「これから変化していく暮らし」にも対応できる家を考えることが大切
なのではないかと思うようになりました。
もちろん、何十年先の暮らしをすべて予測することはできません。
だからこそ、
「将来絶対にこうなる」
と決めるのではなく、
「もし物が増えたらどうする?」
「子どもが成長したらどうする?」
「生活スタイルが変わったらどうする?」
と、いくつかの可能性を考えておくことが大切なのだと思います。
家づくりで迷ったら「おしゃれ」だけでなく、この5つを考えたい
今回の家づくりを通して、私が特に考えるようになったのは次の5つです。
① 自分は物を減らせるタイプか
物を捨てるのが得意なのか、苦手なのか。
自分の物の持ち方を知っておくことで、必要な収納量も考えやすくなると思います。
② 今ある物をどこに収納するか
新しい家の収納を考える前に、今持っている物を一度洗い出してみるのもおすすめです。
「これは新居のどこに置く?」
と具体的に考えてみると、必要な収納量がイメージしやすくなります。
③ 使う場所の近くに収納できるか
収納の大きさだけでなく、
「その物を使う場所から、収納場所まで取りに行くのは面倒ではないか?」
と考えてみることも大切です。
④ 子どもが成長したときに物が増えても大丈夫か
今の荷物だけではなく、数年後に増える可能性のある物も考えておきます。
制服や学用品、習い事用品など、子どもの成長によって必要な物は変わっていきます。
⑤ 自分が無理なく片付けられるか
SNSで見るきれいな家をそのまま目指すのではなく、
「自分たちが無理なく維持できるか」
を考えることも大切だと思います。
「おしゃれな家」から「無理なく暮らせる家」へ
家づくりを始めた頃は、
「おしゃれな家に住みたい」
という気持ちが強くありました。
でも、間取りを考えたり、収納について考えたり、実際に子育てをしたりする中で、少しずつ考え方が変わってきました。
今は、
「無理せず暮らしやすい家にしたい」
という気持ちのほうが大きくなっています。
もちろん、おしゃれな家にしたいという気持ちがなくなったわけではありません。
ただ、長く暮らす家だからこそ、見た目のきれいさだけではなく、
物をしまいやすいこと。
片付けやすいこと。
家族が暮らしやすいこと。
も大切にしたいと思うようになりました。
多少生活感があっても、無理なく片付けられて、家族が心地よく暮らせる。
そんな家のほうが、私たちには合っているのかもしれません。
家づくりを始めたばかりの頃には想像していませんでしたが、家を考えることで、
「自分たちはどんな家に住みたいのか」だけではなく、「自分たちはどんな暮らしをしたいのか」まで考えるようになった
ことは、今回の家づくりでの大きな変化でした。


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