注文住宅を建てることを決めたとき、家づくりと同時に始めたのが土地探しでした。
当時はまだハウスメーカーを一条工務店に決めておらず、ハウスメーカー探しと土地探しを並行して進めていました。
我が家が希望していたのは、30坪程度の平屋と駐車場3台を確保できる土地。そして、子どもの将来を考えて、希望する学校区も重視していました。
しかし、実際に土地を探してみると、希望する条件をすべて満たす土地はなかなか見つかりませんでした。
最終的には約4か月かけて夫婦で土地を探し続け、最初に候補にしていた土地ではなく、ある土地をきっかけに隣の土地へ目を向けたことが、購入につながりました。
この記事では、我が家がどのような条件で土地を探し、実際にどんな土地を候補にしたのか、そして最終的に60坪の土地を購入するまでの過程を紹介します。
ハウスメーカー探しと土地探しを同時にスタート
土地探しを始めた頃は、まだハウスメーカーを一条工務店に決めていませんでした。
家を建てるためのハウスメーカーを探しながら、同時に土地も探していました。
ハウスメーカーの方と話をしていく中で、我が家が希望している条件をすべて満たそうとすると、土地探しの範囲がかなり限られてしまうことが分かりました。
そこで、ハウスメーカーから紹介してもらうだけではなく、自分たちでも不動産会社を回って土地を探すことにしました。
我が家が土地探しで重視した条件
土地を探すときに、特に重視していたのは次の4つです。
| 条件 | 我が家が重視した理由 |
|---|---|
| 希望する学校区 | 子どもの将来の通学を考えたため |
| 平屋を建てられる広さ | 30坪程度の平屋を希望していたため |
| 駐車場3台 | 車3台分のスペースを確保したかったため |
| 前面道路の広さ | 車の出入りや駐車のしやすさを重視したため |
特に我が家は平屋を希望していたため、土地の広さだけではなく、家を建てたあとに駐車場を何台確保できるかという点も考える必要がありました。
希望していた学校区は「人気のある学校区」だった
土地探しでは、子どもの将来を考えて学校区も重視しました。
希望していた学校区については、ハウスメーカーや不動産会社の方からも「人気のある学校区」と聞いていました。
そのため、希望する学校区で、平屋を建てられる広さがあり、さらに駐車場3台を確保できる土地となると、なかなか条件に合う土地が見つかりませんでした。
不動産会社の方からは、周辺には高齢の方が多いことから、今後土地が出てくる可能性もあるという話を聞きました。
私は「何年かかけて探してもいいのかな」と考えていました。
土地探しの期間を夫婦で決めた
一方で、夫は「何年も待つのはどうだろう」という考えでした。
土地を探している間にも、時間が経てば建築費などが上がる可能性があります。
そこで夫婦で話し合い、土地探しは半年~1年程度を目安にすることにしました。
もしその期間で見つからなければ、希望条件を見直すことにしました。
土地探しの期限を決めるときに考えたこと
| 決めたこと | 我が家の場合 |
|---|---|
| 土地を探す期間 | 半年~1年を目安 |
| 期限までに見つからなかった場合 | 条件を見直す |
| 探し方 | ネット・不動産会社など |
| 期限を決めた理由 | 建築費などが上がる可能性も考えたため |
実際には、土地探しを始めてから約4か月で最終的に購入する土地にたどり着きました。
仕事から帰ってからも、毎日のように土地を探した
土地探しの期限を決めてからは、夫婦でかなり積極的に探しました。
仕事から帰ってからも、アットホームやSUUMOなどの土地情報をチェック。
気になる土地があれば、不動産会社に電話をして詳しい話を聞きました。
土日には、いくつかの不動産会社を実際に訪ねて相談することもありました。
仕事をしながら土地を探していたので、その期間はかなり忙しかったです。
ただ、たくさんの土地を見ていくうちに、単純に「広い土地」「条件に合う土地」を探すだけではなく、その土地に家を建てた場合のことを具体的に考えるようになりました。
例えば、
- 建ぺい率から、どのくらいの大きさの家が建てられそうか
- 家を建てた場合、駐車場を何台確保できそうか
- 前面道路から車を出し入れしやすそうか
- 古い建物があっても、解体すれば土地として使えるのではないか
といったことです。
建ぺい率とは、簡単にいうと、土地の面積に対して建物を建てられる面積の割合です。
最初は土地の情報を見ても、家を建てたときのイメージまではなかなかできませんでした。
しかし、4か月ほど探し続けたことで、少しずつ「この土地なら、このくらいの家が建てられそう」「駐車場はこのあたりに取れそう」と考えられるようになりました。
また、更地だけではなく、古い建物が建っている土地も、解体すれば選択肢になるかもしれないと考えるようになりました。
土地探しを続けたことで、少しずつ「土地そのもの」ではなく、その土地をどう使えるかという視点で見るようになったのです。
実際に候補になった3つの土地
こうして土地を探していく中で、ネットなどで見つけた土地の中から、実際に候補になったものが3つありました。
ただし、結果的にはこの3つの土地のどれも購入していません。
1つ目:約40坪の土地
1つ目は、約40坪の土地でした。
立地は比較的よく、バス停も近くにありました。
一方で、希望していた学校区ではありませんでした。
また、土地の前にゴミ置き場がありました。
ゴミ置き場について不動産会社に確認したところ、移動できる可能性があるという話でした。
ただ、我が家は30坪程度の平屋を希望しており、さらに駐車場3台も確保したいと考えていました。
40坪でも平屋を建てられないわけではありませんが、我が家の希望をすべて考えると、間取りや駐車スペースの自由度が限られるのではないかと感じました。
そのため、この土地は見送ることにしました。
2つ目:約37坪の土地
2つ目は、約37坪の土地です。
希望していた条件に比較的近い土地でした。
ただ、隣接する建物がかなり古く、使われていないように見えました。
長く住むことを考えると、その状態が気になり、この土地を購入することには踏み切れませんでした。
この土地も最終的には購入しませんでした。
ただ、実はこの土地との出会いが、最終的な土地購入につながる大きなきっかけになりました。
3つ目:約72坪の土地
3つ目は、約72坪の土地でした。
広さがあり、希望していた学校区でもあったため、かなり魅力を感じました。
ただ、前面道路が少し狭いことが気になりました。
私は車の運転や駐車があまり得意ではないため、毎日の車の出入りを考えると、不安が残りました。
また、周辺環境についても気になる点がありました。
土地自体には魅力がありましたが、毎日生活する場所であることを考え、こちらも購入には至りませんでした。
3つの候補地を比較
3つの土地を比較すると、次のようになります。
| 1つ目 | 2つ目 | 3つ目 | |
|---|---|---|---|
| 土地の広さ | 約40坪 | 約37坪 | 約72坪 |
| 学校区 | 希望外 | 希望する学校区 | 希望する学校区 |
| 土地について | 比較的よい立地 | 条件は比較的近い | 広さ・立地が魅力 |
| 気になった点 | 土地の広さ・学校区・ゴミ置き場 | 隣接する建物の状態 | 前面道路・周辺環境 |
| 最終結果 | 見送り | 見送り | 見送り |
こうして比較すると、広さや学校区など、一つの条件だけを見れば魅力的な土地でも、実際に暮らすことを考えると気になる点が出てきました。
土地探しでは、何を優先して、どこまでなら条件を見直せるのかを考えておくことが大切だと感じました。
2つ目の土地をきっかけに「隣の土地も購入できない?」と考えた
3つの候補地を検討した結果、どれも購入には至りませんでした。
しかし、ここで土地探しが終わったわけではありません。
2つ目の約37坪の土地を見ていたとき、隣にある古い建物が気になりました。
そこで、
「この土地ではなく、隣の土地も購入できないのかな?」
と考え、不動産会社に相談してみることにしました。
すると、隣の土地も購入できることが分かりました。
そこで、2つ目の土地そのものではなく、その隣にある土地を購入することになりました。
最初から60坪の土地を探していたわけではありません。
4か月かけていろいろな土地を見て、条件を比較し、「この土地ならどうだろう」と考えてきたからこそ、隣の土地という選択肢にも目を向けることができたのだと思います。
最終的に購入した土地は60坪
最終的に購入したのは、60坪の土地です。
当初候補にしていた3つの土地とは違う形で、土地を購入することになりました。
60坪の土地になったことで、我が家が希望していた30坪程度の平屋や、駐車場3台、希望する間取りについても検討しやすくなりました。
| 希望していたこと | 60坪の土地でどうなったか |
|---|---|
| 30坪程度の平屋 | 建てることを検討しやすくなった |
| 駐車場3台 | スペースを確保しやすくなった |
| 希望する間取り | 間取りの自由度が上がった |
| 土地の広さ | 最終的に60坪を確保できた |
もちろん、土地が広ければすべて解決するわけではありません。
建ぺい率や前面道路、周辺環境など、土地にはさまざまな確認事項があります。
それでも我が家の場合は、最初に考えていた条件だけで土地を探し続けるのではなく、**「この土地をどうすれば自分たちの希望に近づけられるか」**と考えたことが、結果的に土地購入につながりました。
土地を購入する前に、もう一度確認したこと
購入する土地が決まってからは、土地の広さや価格だけではなく、実際に家を建てて暮らすことを考えて、いくつかの項目を改めて確認しました。
土地は購入してから「思っていたより費用がかかった」となっても、簡単に変更できません。
特に、土地そのものの価格が安くても、あとから追加工事や設備工事などの費用が必要になる場合があります。
そこで、土地を購入する前に、次のような点を確認しました。
土地を購入する前に確認した項目
| 確認項目 | 確認したこと |
|---|---|
| 土地の広さ | 希望する家と駐車場を確保できそうか |
| 建ぺい率・容積率 | 希望する大きさの家を建てられそうか |
| 前面道路 | 車の出入りや駐車がしやすそうか |
| 駐車場の取りやすさ | 車を何台停められそうか |
| 土地の形 | 家や駐車場を配置しやすそうか |
| 古家の有無 | 建物が残っている場合、解体などが必要か |
| 周辺環境 | 実際に生活するうえで気になる点がないか |
| 学校区 | 希望している学校区か |
| ハザードマップ | 災害リスクについて問題がないか |
| 上下水道など | 水道・ガス・電気などの状況や引き込みについて |
| 追加費用の有無 | 購入後に必要となる工事などがないか |
特に確認しておきたいと思ったのが、水道・ガス・電気などのライフラインです。
すでに整備されているのか、追加で引き込み工事などが必要なのかによって、土地を購入した後の費用が変わってくる可能性があります。
また、ハザードマップについても確認しました。
土地そのものの条件が良くても、災害リスクについて事前に確認しておくことは大切だと思います。
我が家の場合は、幸いこれらについて大きな問題はありませんでした。
土地の形は、家を建てることまで考えて確認
土地の形についても、単純に「整った形かどうか」だけではなく、実際に家を建てた場合にどのように建物や駐車場を配置できるかを考えて確認しました。
特に平屋の場合は、2階建てに比べて建物を横に広く配置することになるため、土地の形や大きさによっては間取りや駐車場の取り方に影響する可能性があります。
土地の形が気になる場合は、土地だけを見て判断するのではなく、実際に家を建てるハウスメーカーにも相談してみると安心だと思います。
我が家も、最終的に購入した土地については、家を建てることを考えたうえで確認し、大きな問題はありませんでした。
土地については不動産会社、家についてはハウスメーカーに確認
土地探しをしていると、土地の価格や広さに目が行きがちです。
私も最初はそうでした。
しかし、実際に土地を探してみると、「この土地に家を建てたらどうなるか」「購入後に追加費用が発生しないか」まで確認することが大切だと感じました。
自分たちだけでは分からないことも多いため、土地については不動産会社に確認し、家を建てることに関する内容はハウスメーカーにも相談すると安心です。
土地を購入する前に、気になる項目を一つずつ確認しておくことで、購入後の「こんなはずではなかった」というリスクを減らせると思います。
土地探しで少し後悔していること|古家付きのまま購入する方法もあった
土地探しを振り返ってみると、少し「こうしてもよかったかもしれない」と思うことがあります。
それは、古家付きの土地をそのまま購入する方法も比較しておけばよかったということです。
最終的に我が家が購入した土地には、もともと古い建物がありました。
我が家の場合は、**解体して更地にした状態で購入する「解体更地渡し」**でした。
当時は、古い建物がかなり傷んでいることが気になっていました。
「今にも崩れ落ちてしまったらどうしよう」
「もし通行人がけがをしたり、近くの車を傷つけたりしたらどうしよう」
と、安全面について不安を感じていたため、古家を残した状態で購入することには抵抗がありました。
そのため、古家を解体して更地にしてもらった状態で購入しました。
後から考えると「古家付き+解体」という方法もあった
一方で、土地を購入した後になって考えると、古家付きの状態で購入し、家を建てるタイミングで解体する方法も比較してみればよかったと思っています。
例えば、古家付きのまま購入することで、
- 古家の解体費用を含めた土地価格について交渉できた可能性がある
- 更地にしてから新築するまでの期間を短くできる
- 更地の状態で所有している期間を短くできる
- 条件によっては、固定資産税や補助制度について有利になる可能性がある
など、我が家にとってはメリットがあったのではないかと思っています。
特に、古家の解体費用分について、土地の価格を値下げしてもらえないか交渉してみてもよかったと感じています。
もちろん、実際にどちらの方法が得になるかは、土地の価格や解体費用、解体する時期、固定資産税の扱い、利用できる補助制度などによって変わります。
そのため、古家付きの土地を見つけた場合は、
「更地渡しにしてもらう」
だけではなく、
「古家付きのまま購入して、後から自分たちで解体する」
という方法も一度比較してみるとよいと思います。
古家付きの土地が、必ずしもおすすめとは限らない
ただし、我が家のように古家の状態がかなり悪く、安全面が心配な場合は、単純に「古家付きの方がお得」とは言えません。
建物の状態によっては、購入後の管理や安全面について考える必要があります。
また、固定資産税や補助制度についても、自治体や時期、建物の状態などによって扱いが異なる場合があります。
そのため、古家付きの土地を検討する場合は、不動産会社や自治体、解体業者、ハウスメーカーなどに確認してから判断するのが安心だと思います。
我が家の場合は、安全面への不安から解体更地渡しを選びました。
今振り返ると、古家付きのまま購入する方法についても比較し、解体費用分の値下げ交渉などをしてみてもよかったかもしれないと思っています。
「古家があるから候補から外す」のではなく、古家の状態や解体費用、購入後の管理まで含めて比較してみる。
これも、土地探しをして初めて分かったことの一つでした。
土地探しでは「気になる土地をすぐに候補から外さない」ことも大切
今回の土地探しで特に感じたのは、気になる点があるからといって、すぐに候補から外す必要はないということです。
もちろん、どうしても譲れない条件であれば、見送る判断も必要です。
ただ、
- この土地は少し狭い
- 古い建物がある
- この土地の隣はどうなっている?
- 駐車場は何台取れそう?
など、少しでも気になることがあれば、不動産会社やハウスメーカーなどに確認してみることで、別の選択肢が見つかることがあります。
我が家の場合も、2つ目の土地そのものは購入しませんでした。
しかし、その土地を見たことがきっかけで隣の土地に目を向け、最終的に60坪の土地を購入することになりました。
「購入できるかどうか分からないけれど、聞いてみよう」
という一歩が、結果的に大きな転機になりました。
4か月の土地探しで感じた3つのこと
約4か月、夫婦で土地を探したことで、土地探しを始める前には分からなかったこともたくさんありました。
① 最初に「譲れない条件」を決めておく
土地探しを始める前に、
- 学校区
- 土地の広さ
- 家の大きさ
- 駐車場の台数
- 前面道路
など、何を重視するのかを夫婦で決めておくと、土地を比較しやすくなります。
すべての条件を満たす土地が見つかるとは限らないため、「絶対に譲れない条件」と「場合によっては見直せる条件」を分けておくことも大切だと感じました。
② 土地探しの期限を決めておく
我が家は半年~1年を目安に土地を探すことにし、実際には約4か月で購入する土地にたどり着きました。
期限があることで、土地探しにもメリハリがつきました。
「いつか良い土地が出るかも」と探し続けるのではなく、一定期間探して見つからなければ条件を見直す、という方法も一つだと思います。
③ 土地そのものだけではなく「どう使えるか」を考える
土地探しを始めた頃は、土地の広さや場所など、掲載されている情報を中心に見ていました。
しかし、探し続けるうちに、
「この土地なら家はどのくらい建てられる?」
「駐車場は何台取れる?」
「古い建物があっても解体すれば使える?」
「隣の土地も購入できないかな?」
と、土地を見たときに、その先まで考えるようになりました。
すべてを自分たちだけで判断する必要はありません。
分からないことは不動産会社やハウスメーカーなどに確認しながら、**「この土地は自分たちの希望に合わせて使えるのか」**という視点で考えることが、土地探しでは大切だと感じました。
まとめ|土地探しは「条件・期限・柔軟な視点」が大切
我が家の土地探しは、約4か月かかりました。
仕事から帰ってから夫婦で土地情報をチェックし、気になる土地があれば電話をしたり、土日に不動産会社を訪ねたり。
その間は忙しい毎日でしたが、たくさんの土地を見ることで、建ぺい率や土地の広さ、駐車場の取り方などを少しずつ考えられるようになりました。
そして最終的には、最初に候補にしていた3つの土地ではなく、2つ目の土地をきっかけに隣の土地へ目を向けたことで、60坪の土地を購入することができました。
また、土地を購入する前には、土地の広さや建ぺい率・容積率、前面道路、駐車場、土地の形、周辺環境、ハザードマップ、ライフラインなどを確認しました。
土地探しでは、
「譲れない条件を決める」
「探す期限を決める」
「気になる土地をすぐに候補から外さない」
「分からないことは専門家に相談する」
この4つを意識することが、我が家にとっては大切でした。
土地の価格や広さだけで判断するのではなく、「この土地でどんな家を建て、どのように暮らせるか」まで考えてみること。
これから土地探しを始める方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。


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